こんにちは、StuTです。
今回は子供に英語を教え始める時期やその効果について調べましたので、その内容を紹介させていただきます。
我が家でも2歳頃から意識的に英語教育をおこなっていますが、実体験に基づく成長度合いについてもご紹介させていただければと思います。
▼幼児の英語学習に対する私の基本的は考え方や、我が家で取り組んでいる学習の中身については以下の記事にまとめています。
https://mouseamazing.com/2018/10/07/post-206/
これから赤ちゃんが生まれる親御さん、またはお子さんの成長に合わせて習い事を考えはじめる親御さんの中には、将来的なことを考え早くから英語を学ばせたいと考えておられる方も多いのではないかと思います。
英語学習の開始時期についてのご参考にしていただけましたら幸いです。
※ 本記事を書くにあたり参考にした情報をページ下部にまとめてありますので、詳細をお知りになりたい方はそちらも合わせてご確認いただければと思います。
Contents
言語を学ぶことができるのは0歳から
まず知っておきたいのはヒトは何歳から言語を学ぶことができるのかということです。
これはみなさんの感覚的なものと合致するかと思いますが、「0歳から」が定説のようです。
しかしながら、いきなり言葉を覚えられるようになるかというとそんなことはなく、まずは音声知覚の発達がはじまるということで、音の聞き分けなどの能力が身につく時期とのことです。
現在、多くの日本人が英語のLとRの音の違いを聞き分ける耳を失ってしまったのは、生後1歳になるまでに英語の音に触れなかったことが原因といわれているのもその所以です。
※ ただし、ここで述べるのは意識せずにLとRを聞き分ける能力のことで、生後間もなく十分な英語に触れなかった方でも、学問としてその違いを学び、聞き分ける訓練をすることで意識的にLとRの音を聞き分ける能力を獲得することができるとのことです。
何れにしても、言語の習得は0歳から始まっているというのは、あらかたの予想通りといったところではないでしょうか。
というのも、早い赤ちゃんだと1歳になった時点で意味のある一つの単語を話すようになるのは、当然それまでに言葉を覚えるための学習があったからだと思っています。何の学習の積み重ねもなく、1歳になったことが理由で言葉を話せるようになるわけではないということは自明だからです。
ただし、「0歳から」始まるのは音声知覚の発達からということなので、0歳から英語の学習を始めるのであれば、そのあたりを意識して教育する必要がありそうですね(0歳児にいきなり、単語を教える人はいないのではないかと思いますが)。
言語習得年齢の限界?第二言語の臨界期仮説の概要と誤解
英語学習を始められるのは「0歳から」とわかりましたが、英語学習を始めるための期限はあるのでしょうか。
※ 私も含め、中学生から英語を始めても、努力次第でネイティブとも何の支障もなく会話できるようになるのは事実なので、その習得がより容易になる、難しくなる時期があるかという意味です。
調査の中で、ある一定の年齢をすぎると言語の習得が難しくなる、それまでであれば比較的容易に言語の習得が可能になる年齢があるという考えがあることがわかりましたので紹介させていただきます。
それは、特に胡散臭いものではなくて、大学等の学術的な研究機関で研究、議論がされているもので、言語習得の「臨界期仮説」と呼ばれる考え方です。
臨界期仮説は、もともと母国語の習得に関して研究されていたもので、日本人の英語習得という意味では第二言語の臨界期仮説と呼ばれるようです。
あくまでも仮説なので、一部の研究結果からはそう見えるが、一般的に実証されたものではないということはご認識いただければと思いますが、今まさに英語教育を始めようと考えている場合には、可能性があるのであればそれにそって対策を検討していくべきかと私は思います(それが正しいかどうかを見極めていては、いつから開始できるのかわからないですから)。
具体的な研究結果では、16歳以前にアメリカに移住した外国人は、総じて高い英語能力を示したのに対して、それ以降にアメリカ移住した人は、個人によって英語能力にばらつきが見られるということが報告されています。
このことから、個人の資質に依存せず容易に(自然に?)第二言語を習得できるのは16歳までということが、第二言語の臨界期仮説の中身のようです。
ただし、上にも書いている通り、これを過ぎたら英語を習得できないというわけではないことは念押しさせていただきます。私個人の意見としては、早いに越したことはないが遅すぎることはないということです。
この第二言語の臨界期仮説の帰結から、9-10歳くらいには英語を始めるのが良いのではという考えがあるようです。
これに関して、私が思うことは、研究結果の前提は「移住」であるということです。
日本にいる場合と移住では、英語に触れる機会、量が絶対的に異なります。
そこから考えると、日本にいて1日単位で十分な英語接触時間を確保できないのであれば、習得のための期間を伸ばすしかなく、それが9-10歳で十分かどうかは判断しきれないので、もしかなり高いレベルで英語の習得を希望されるのであれば、始めるのはできるだけ早く、また長期間継続して学習させるという考え方にたどりつくのかなと思っています。
英語だけではなく、全てに共通する考え方だとおもいますが、何事も一朝一夕には行かず、習得のためには長期に継続して学習していくことが必要なのだと改めて思い知らされますね。
我が家での英語教育の実体験と息子の成長の現在地
私の家でも、息子(執筆時5歳)が2歳になるころから、意識的に英語教育を進めてきましたので、その頃から英語を始めた理由や、3年くらいやってみて現在どれくらい成長しているのかについてご紹介させていただきます。
私が子供に意識的に英語を教えるようになったのは2歳ころでした。
私の場合、特に2歳と決めていたわけではないですが、ちょうどその頃から、散歩中に目にした文字を口にするようになったからです(我が家では数字を最初に教えたので数字を見つけては、「ろく」とか「さん」とかうれしそうに言うようになりました)。
それは目で見たものを識別して口に出す能力が整ってきたということなので、街で目にする可能性のあるアルファベットもどんどん教えてしまおうということで始めました。
英語自体はできるだけ早く始めたいと思っていましたし、外国語と認識する前に教えこんでしまった方が良いのではという考えがベースにはありました。
そこからやったことの中身はこちらの記事を参考にしていただければと思いますが、基本的には私が週末を使って継続的に教えた結果、執筆時点で3年弱の教育期間で、知らない単語を見ても大体正しく発音できるようになりました。
単語は少しずつといった状況で、文章は単語の組み合わせなので、読むことはできます。理解に関しては、一度やったものに関しては、意味を覚えているといったレベルです。
個人的には文字の綴りを見て発音できるようになってきたのは、大きく成長を実感できたところの一つです。
また間違っても発音しようとしてくれているのは、萎縮感を覚えず英語に取り組めているということだとも思うので、教育の進め方としては大きな間違いはしていないのかなと思っています。
早くから教育を始める場合に注意することは次の項目で紹介しますが、私は早くから英語を初めてよかったなと思っています。
理由は二つあり、一つはもちろん、十分かどうかはわからないですが、確実に成長できているということです。
そしてもう一つは、英語とは別に、英語を通じて子供と有効に時間を過ごせたと思うからです。
子育てをしていて難しいのは、子供任せに遊びをしていても親はあまり楽しくないということがありました。
ただ、そこで週末の予定に英語の時間を設け、やることを明確にしていった結果、何をして良いかよくわからない遊びの時間が減り、親としても精神安定上楽になった言うことがありました。
せっかく同じ時間を使うのであれば、将来を見越して親も本気で時間を割いてあげた方が事はいい方向に進むのかなと思いました。
英語の開始時期からは、少し横道にそれましたが、上記が我が家の英語教育の開始時期と現状の結果です。
早期英語教育の留意点
これまでの内容から、英語を始めるのは早めに始めるに越したことはないという事ができるかと思いますが、早期に英語を始める場合に注意することがあります。
最後にこちらについても私の実体験および調査した内容を紹介させていただきます。
継続しないと忘れていく。
これは当たり前の事ですが、記憶力の良い子供とはいえ、継続しなければ短期的な記憶はすぐになくなってしまします。
私の息子も週末二日間30分ずつ英語をやっていましたが、久しぶりに出会う単語について忘れているということは多々ありました。
もしお子さんに英語を早くから身につけさせて、その子の将来の財産の一つとしたいと考えていらっしゃるのであれば、早くから始める事、そして目標を明確にして継続的に取り組むということを意識していただきたいと思います。
CD/DVDの垂れ流しはダメ。親の関与が不可欠。
早くからやれば良いに越した事はないですが、やみくもにCDやDVD、Youtubeなどの英語を垂れ流しにしていれば英語を覚えるか、英語の耳になるかといえばそんなことは決してありません。
何もわからない状態で英語を垂れ流しにしても、子供にはそれが言語であるともわからずに、そういう状況が続けば、英語もBGMの一部として無意識に排除してしまうということになるでしょう。
これについては、子供が母国語を覚える過程を想像していただければと思いますが、生まれたばかりの赤ちゃんは、お父さんやお母さんから話された言葉を言葉として理解していくようになります。
第二言語についてもそれは同じで、それがお父さんやお母さんでなかったにしても、それがコミュニケーションの道具であるということを認識して初めてそれを言葉として捉える事ができるようになっていきます。
親ができるサポートとしては、まず親も英語を使う事。そして極端に英語だけに偏らず、日本語でもしっかり補足してあげるということが必要不可欠だと思っています。
我が家でも週末の英語の時間は、私が率先して英語で話しますし、単語の発音練習も大きな声で発音するようにしています。ただし、英語だけだと子供がついていけなくなってしまい、逆効果になるだけなので、しっかりと英語で言った意味を補足するようにしています。
ご自身の英語に自信のない方もいらっしゃるかもしれませんが、相手は幼児ですし、テキストをそれっぽく読んであげるだけでも効果は大きく変わってくると思います。
英語についても、日本語を教えるように辛抱強くしっかり時間を割いて教育していくことが必要です。
求めすぎない。
親が率先してサポートに入ると、「これだけやっているのに、なぜできないの?」と自然と思ってしまうことは多々あります。
ただ、そう思ってイライラしてしまうと、当然子供にもその思いが伝わって、子供も英語が楽しくなくなってしまいます。「英語をやるとお母さんに怒られる。」そう思ってしまいます。
相手はまだ数年しか生きていない幼児です。難しい事を正確に理解する事など不可能です。今やっている事がいつかきっと役にたつと思って、ご自身でも楽しい時間を過ごせるようにサポートを考えていただければと思います。
私の場合は、できる限り、体を動かすことを取り入れたり、確実に答えられるものからその日のトレーニングを始めたりしています。
また、私のやりたい事をやってくれない時は、予定を変更して、やろうとしたこととは違うディズニーの歌を英語で歌い続けるという風に臨機応変に学習の内容を買えるようにしています。
それでもやりたくないということがあれば、次回はやるという約束をしてその日は休みにすることもあります。
親の関与は不可欠ですが、それによって決めた事をやりきらないといけない、やったことは覚えていてくれるという考えは決して持たないようにしていただければと思います。
大事な事は子供が楽しいと感じて、継続して学習していくこと。
辛抱強く、求めすぎないサポートを継続していただければと思います。
(参考)乳児期からレッスンを受けられる英語教室の一例
ご自身でお子様のサポートが難しい場合、以下のようなレッスンもあるのでご参考にしていただければと思います。
▼ECC Kids
https://www.kids.ecc.jp/
▼ヤマハ英語教室
https://school.jp.yamaha.com/english_school/
まとめ
今回は子供に英語を教える時期やその効果、早期に英語を始める場合の注意点について、調査委した内容および実体験に基づく内容を紹介させていただきました。
英語教育の開始時期については、少なくとも私が読み取った限りでは、早く始めるに越した事はないというのが結論です。
ただし、英語に限らずなんでもそうだとは思うのですが、始めるのに遅すぎる事はないというのが事実かと思います。
あまり開始時期にはこだわりすぎず、始めたいと思った時に、しっかり目標を決めて継続的にコツコツと取り組んでいくことが大切かと思っています。早く始めても継続しなければ忘れてしまいますから。
本記事がお子様の英語教育を検討される際の、一助となりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考情報
▼「英語は何歳から始めるのがベストなの? 早期英語教育のウソ・ホント」
https://news.mynavi.jp/article/20180109-562777/2
▼「英語の習い事は何歳から始める?年齢ごとのメリットと教室の選び方」
https://mamanoko.jp/articles/18466
▼「英語教育は「何歳から始めるべき?」米国務省データから判明。」
https://www.houdoukyoku.jp/posts/6362
▼「臨界期仮説」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E7%95%8C%E6%9C%9F%E4%BB%AE%E8%AA%AC
▼「赤ちゃんの言葉の発達と前言語期の音声・喃語」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/basic/development007.html
▼「0歳から3歳未満の乳幼児にとっての理想的な英語教育とは?」
http://ace.air-nifty.com/english/2007/05/03_6c07.html
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