こんにちは、StuTです。
今回は、小さなお子さんが初めて入るサッカーチーム選びについて、実際に経験してみて、絶対に比較すべきだと思ったので、そのことについて書こうと思います。
私の場合、現在は横浜在住ですが、出身は静岡なので、あまり土地勘がなく、キッズのサッカーチームとなれば尚更わかりませんでした。
実際に息子のチームを選ぶときには、二つのチームを体験、比較して決めました。
もともとキッズのサッカー環境や指導に大きな差はないだろうと思っていましたが、実際に比較してみるとかなり大きな差があり、比較してすぐに、どちらに行くべきか答えがでました。
比較や選択の観点は、家庭によって異なるかと思いますが、チームによって大きな差があり、比較する必要があることを認識していただけたらと思います。
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比較した2チームの概要と我が家の選択
私が子供を体験に連れて行った2チームの概要は以下の通りです。
観点 | チームA | チームB |
---|---|---|
小学生チームのレベル | 普通レベル | 普通レベル |
家からの距離 | 30分 | 10分 |
練習場所 | 小学校グランド | 小学校グランド |
練習回数 | 週一回 | 週二回 |
練習時間 | 1.5時間 | 2-4時間 |
結果を先に言ってしまうと、このうち私が選んだのは「チームA」です。
小学生チームのレベル(成績)でいうとどちらもあまり変わらないくらいのチームです。
神奈川の強豪だと、小学生3年生くらいからマリノスプライマリーも出てきますし、J下部組織でなくても、バディーSCやSCH.FCといったセレクションを行って、大会でも毎回上位に食い込むチームがあります。
できることならそういうところに入ることができたらよかったですが、そもそもチームに入ろうと思ったのが年長の7月くらいだったので、すぐにそういう強いチームには入れませんでした。
またそういうチームは家からも少し遠かったので、まだ子供がサッカーを好きになって、サッカーを続けられるかわからないうちに、それだけの労力もかけられないなと思っていたので、まずは近場のところで、と考えていました。
比較した中でも遠い方を選んだのは、以下に示す違いがあったからです。
最も大きな違い:幼児だけで練習しているか(それができるだけの幼児が在籍しているか)
もっとも大きな違いは、幼児だけで練習できるかどうかということでした。
- チームA:幼児のみで練習
- チームB:小学校2年生までと合同で練習
私が最初に体験に行ったのが、チームBでしたが、よくやる鬼ごっこのようなメニューのなかで、空間把握能力の乏しい5歳の息子に、小学生の体格のいい子がタックルをかましてきたので、息子は前のめりに弾き飛ばされてしまいました。
内心、小学生相手にも、「何してくれてんだこのやろう」と思いましたが(笑)、子供がサッカーを嫌いにならないか心配になりました。
聞いてみると、チームBは、幼児メンバーが毎年少なく、この年も息子を除くと2名しかいないとのことで、毎年U-8(小学1,2年生クラス)で練習しているとのことでした。
そういう厳しい環境の方が伸びるという考え方もありましたが、サッカーのルールもわからず、言葉での説明もどこまで伝わるか不安がある中で、その時点で子供がサッカーを続けられると言いきる自信はありませんでした。
どこもこんなかんじなのかなあと、チームBの体験から帰るときには、暗い気持ちしかありませんでした。
ただ、翌日に参加した、チームAの練習では、年少、年中も含め、8人くらいが参加して、幼児だけの練習で楽しそうにサッカーが行われていました。
監督も優しそうな方で、私が初日から怖い顔で子供を注意していたのをみて、「楽しんでやらないと続かないから」と言われてしまいました。
幼児だけだと、どうしてもふざける子がいたりして、それはそれで練習の質が落ちることがありますが、少なくともここならサッカーを続けられる、というか始められると確信することができました。
比較していなかったら、どこもこうなんだろうなと不安を感じたまま、チームBにはいっていたんだろうなと思いますので、本当に比較してよかったと思っています。
環境の違い:大会に参加しているか
幼児だけで練習できるだけの人数がいると、もう一つ嬉しいのが幼児の大会に出場できるということでした。
- チームA:幼児の大会に参加
- チームB:幼児チームがないし、幼児は小学生の大会に登録できない
チームBは、そもそも幼児のチームがないですし、幼児は選手登録の関係で小学生の大会には出られないということでした。
サッカーのルールや、大人数でやる試合になれるためにも、試合経験はできるだけ積ませたいと思っていたので、幼児の大会に出られるかどうかということもとても重要な要素だと思います。
息子がチームに入ったのが7月からでしたが、1月のこれまでに3回キッズの大会に出ることができました。
チーム内ではたくさん点をとれるのに、対外試合ではなかなか点がとれなくて負ける、悔しくて泣くというとてもいい経験ができています。
こういうのをバネにして、上手くなっていくと思うので、対外試合、大会への出場機会があるかどうかというのは、是非確認いただくのがいいかと思います。
指導における違い:ボールタッチやドリブルのような個人の技術を磨く練習があるか
次は指導内容です。
実はチームBの体験は、私の予定の関係で1時間くらいで早退し、全てをみたわけではないですが、少なくともその1時間でみられた練習内容をもとに書きます。
まずは、両チームの指導の特徴は以下の差があるように思いました。
- チームA:ボールタッチやドリブルの練習がある。
- チームB:蹴ることに重点が置かれていて、ボールタッチやドリブルの練習がなかった。
サッカーは、11人でやる(小学生は8人)スポーツなので、チームプレーは、必ず身につけなければいけない能力ですが、流石にこの年代では、そこまで理解するのが難しいです。
なので、個人的には、自分でドリブルしてシュートまで持っていける能力(個人技)をこの年代ではしっかり身につけさせたいと思っていました。
むしろ個人能力がないのに、チームプレーなどできるはずがないので、「個」こそサッカーのベースとなる考え方だと思っています。
その意味で、チームAでは、レベルは高くないですが、以下の動画ようなボールタッチの基礎の練習があり、そのあとはコーンを使ったドリブル練習もありました。
対して、チームBでは、あまり一般にテクニックと呼ばれる部分を強化する練習がなく、先の鬼ごっこにあるようなフィジカルのメニューから始まり、そのあとはいきなりインステップでのシュート練習に入りました。
後ほど、チームAの関係者に、チームBの評判を聞くと、チームBは俗にいう「蹴るサッカー」(とりあえず前に大きく蹴って、あとは走るサッカー)をするチームだということがわかり、自分でみてきた練習の光景とも一致したので、確かにそうだなと納得することができました。
小学校低学年までは、チームBのようなサッカーの方が勝つ確率が高いのかもしれませんが(チームBのU-8チームもそこまで結果が出ているわけではないので、これもただの幻想ですね)、子供の将来を考えると、今勝つことよりも、このあと勝ち続けることができるような、個人のベース技術の習得をできるチームということで、ここでもチームAを選ぶことになりました。
練習回数の違い:土日のどちらか休みがあるか
練習回数についても、以下のような違いがありました。
- チームA:基本土曜日のみ。
- チームB:基本土日両日。
これももちろん両方やった方がうまくなるという考え方もあるかと思いますが、幼児年代での指導ということについてはチームAの方針がいいのではないかと考えていました。
その理由は二つあり、まず一つ目は、子供がサッカーを好きになってくれるかわからない中で、いろんなことへの興味がうまれるであろうこの時期の土日を両方サッカーのために使ってしまうのはどうかと思っていたからです。
もう一つは、休みのどちらかは、個人練習に当てた方が、成長につながるのではないかと考えたからです。
まず、1点目については、サッカーの練習はメンバー全員が参加しやすい時間で開催されるのが原則なので、練習が入ってしまうと、何か他の遊びやお出かけを入れるのが時間帯的に難しくなってしまうと考えていました。
2点目についていうと、チームの全体練習だと、どうやっても順番の待ち時間が発生してしまいますし、何か悪いところがあっても個人に十分な時間は割かれません。
幼児の年代だと、お手本を見せたからといってすぐにできるようにはなりませんし、言葉だけでももちろんわからないことがほとんどです。
そうであれば、全体練習で見つかった直すべきところを、別の日の個人練習で重点的に練習したほうが、絶対に成長は早くなると思いました。
とはいえ練習時間については、1点目で触れたこともあるので、我が家では、日曜日の朝一でご飯を食べる前に個人練習に出かけています。
そうすることで、日中は何か別の経験をさせるということが実現できています。
いずれにしても、練習日が週末一日なのか二日なのかということも私にとっては重要な違いの一つでした。
まとめ
今回は、幼児のチーム選びでも、是非比較した上で決めてほしいと思い、実体験に基づく記事を書きました。
ここにあげた観点は、あくまでも私自身が気になった観点なので、みなさんが気にするところとは違うところがあるかとは思います。
しかしながら、観点こそ違えど、チームが違えば、何かしら違いがあるので、それを認識しない上でチームを選び、あとでこんなはずじゃなかったと思うことが無いように願うばかりです。そのことの犠牲になるのは、子供たちですから。
本記事が、お子様のチーム選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。