こんにちは、あるいは、こんばんは(※)、StuTです。
※「SPY x FAMILY」より。
https://magmix.jp/post/95110
今年で40歳になりましたが、いろいろ思うことがあり、この夏に転職活動をしてみたので、その実際をここに記しておきます。
何かの参考にしていただけたら、幸いです。
Contents
前提:これまでの職歴や希望の職種、勤務条件など
まずは、前提として私のこれまでの職歴や今回の希望条件などを書いておきます。
私の場合、博士課程まで進学したのでかなり特殊で、30歳になる年に、新卒でSIerに入社しました。
そこでは、アプリ開発に始まり、その後はデジマや企業のデータ活用の領域で仕事をしてきました。
今年は11年目でしたが、十分に評価していただいていたので、給与も決して低くない額をもらっていました。
基本的にはテレワークの勤務だったので、家族の時間が増えたことはよかったのですが、仕事も家の中にあるので、仕事が忙しくなった時の区切りの付け方が自分には難しかったところがありました。
結局、テレワークをしつつも、出社も併用して働きたいなと思うようになり、転職することにしました(一言で言うと、近いところでが理由になってしまいますが、他にも思うところはありました)。
希望職種は、これまで通りデータに関わる仕事で、年収もこれまでと同じ、勤務地はこれまでよりも近く、勤務時間は平均残業時間ができるだけ少ないところでと考えていました。
結果:3社受けて2社で内定
ここからは転職活動の実際の様子を書いていきますが、まずは端的に結果を記します。
今回勤務地を絞っていたのでまずは3社に出してみましたが、そのうち2社で内定をいただきました。
どちらか選ぶこともできたので、結果としては大成功だったと思っています。
※この後どうなるかは、自分次第(キリッ)。
実際①デジマ、データ活用領域でのニーズ高し。条件も希望通り。
まず、思ったのが、デジマやデータ活用の領域はニーズが高いなということでした。
面接はトントン拍子に進んだのですが、企業側のこんなことやりたいという領域に自分の職歴がドンピシャでマッチしました。
勤務地を広げていれば、同じ職種でより多くの企業の求人も出ていたので、この領域は今本当にホットなんだなと思いました。
私は年収は今と同じだけもらえればよかったので、特段交渉はしていませんが、希望給は高く出しても通ったかもなとは思っています。
実際②歳が歳なので管理職としての適性を審査される。
40歳になると当然ですが、管理職としての適性を評価されます。
※新しい考え方の会社だと、年齢とポストに関係ないこともあると思いますが、多くの会社はそうなっていないのかなと思います。
私の場合、前述の通り、特殊な経歴で40歳でも社会人経験は10年しかなく、これから管理職やりましょうかというところだったので、特に厳しくみられたのかもしれません。チームを率いることができるかとか、全体のバランスを見て舵を取れるかと言う質問を受けました。
これまでの会社がSEの会社だったので、技術的に手を動かすことは減るかもしれないが、問題ないかという質問もありました。
普通に大卒で働き始めた方だと、40歳なら既に管理職だと思うので、あまり気にする必要ないかもしれませんね。
私の場合、管理職として収支管理をしてというような経験はなかったですが、プロジェクトリーダーとして、小さなチームを率いてきた経験は多いので、そういう部分は活かせると思うと素直に伝えました。
嫌なら嫌で素直に言えばいいと思いますが、私の場合、手を動かす技術者として生きていこうとも思っていなかったので、管理職についても必要なこととして前向きに捉えているということを伝えました。
実際③転職理由は筋が通っていればよい。
最後に感じたのは、転職理由は特別にすごいものはいらなくて、筋が通っていれば良いのかなということです。
今回の私の転職理由は、端的に言えばtoBではなく、toCに身を置いてみたかったということと、家族のために家の近くで働きたいという2点でした。
特に飾る気もなく、素直に自分の思いを伝えただけでした。正直、家族とかワークライフバランスを重視する発言はどう捉えられるのかなと不安もありましたが、素直に受け止めてもらえた気がします。
なぜこの会社かということについても、実は面接が進む中では考えていきましたが、初回の面接では特に考えがまとまっていませんでした。
最初から全て準備できるに越したことはないですが、40歳でバリバリ働きながらの転職活動だと、なかなかそれも難しいので、フットワーク軽くできる形で進めていくのがいいのかなと感じました。
転職理由の整合性だけとりながら、素直に自分の気持ちを伝えられれば良いのかなと感じました。
これは40歳の転職に関わらないことかもしれないですね。
ただ、これも、募集職種と職歴のマッチ度が高かったからかもしれませんので、その点はご留意いただければと思います。
所感
今回、新卒採用以来の就職活動になりましたが、仕事もある状態で、自分のやってきたことにも自信もあった(というか、アピールできるのは自分がやってきたことしかないという開き直りもあった)ので、かなり気が楽な状態で活動できたかなと思います。
Webテストや職務経歴書など自分で用意しなければいけないものは相変わらずありましたが、企業とのやりとりは全てエージェントがやってくれるので、その点はかなり助かりました。
※今回はリクルートエージェントさんにお世話になりました。
https://www.r-agent.com/
面談においても、結局合う合わないだなとも思えたので、自分のできないことはできないと言えたし、本当素直に自分のことを話して採ってもらえたのかなと感じています。
40歳にもなると、十分なキャリアなので、転職市場でも高いニーズがあると思います。
心のどこかに転職してみようかなと思うところがある方は、あまり深く考えず、まず動いてみるといいのかなと思いました。
転職前は、FIREしたいなあと働くことにも疑問を持ち始めていましたが、いざ次の会社が決まると、新しい会社でもうひと頑張りしてみようかなと前向きになることもできました。
人の生活や考えは、その時々によって変わるので、ずっと同じ会社で働き続けることも素晴らしいことだと思いますが、何か思うところがあれば、より良い環境を求めて転職活動をしてみるのは非常にいいことなのかなと思いました。
まとめ
今回は「40歳での転職活動の実際」と題して、私の体験で感じたことを紹介させていただきました。
私の場合、職種のニーズというところも大きくあったかなとは思いますが、40歳まで築いてきたキャリアはどの会社からみても重宝されるものだと感じました。
働きながらだと、今の会社に後ろめたさを感じることもあると思いますが、結局最後は自分の人生をどう生きるのかなので、思うことがある方は自分の本能に従って動いてみるといいのかなと思いました。
本記事が転職活動を検討される方の一助となりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。